がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 フィルムカメラ

 一眼レフカメラは父親の趣味です。

 父は若い頃、祖父にお願いして自分の暗室を作ってもらい、自身でフィルムを現像までしていたようです。昭和30年代、学生時代の頃のことだそうです。

 

 私は、小学5年の時にねだってCanon AE-1+ Pを買ってもらいました。露出や被写界深度、構図など自分で知識を手に入れ、少しづつ写真が上手になります。当時、精密機器をいじる小学生なんて道楽もいいところで、そんな子供周りにはいません。中学生にもなると、学校行事で広報の腕章とともに行事の写真をお願いされました。参加しながら学校の用事もします。それくらい一眼レフカメラを使いこなすのは少数派の趣味だったと記憶しています。

 そんな私を父は同じ被写体を撮影しようと連れ出し、結果どっちの出来栄えがいいかを競争のようにして遊んでいました。シャッタースピードがどうかとか、絞りを変えろとか…私は小学生、子供ですが遊び相手のようでした。

 

 次に父から一眼レフをもらったのは新婚旅行の時です。大学入ってから1人暮らしを始めカメラの趣味からも遠ざかっていました。小5の時から24年。この時はおねだりではありません。機種はNikon U2でした。普及版のカメラ、旅行先では十分に役に立ちいい記録を残す事ができます。

※このカメラ最近いじったら作動確認できたのですが、ミラーアップしてしまい修理に出さなくてはなりません。

 

 スマホを初めて手にしたのが今から12年前。昨今、誰でもスマホで写真を撮るようになっています。一眼レフもデジタル化。息子が生まれたの機にデジタル一眼を購入します。誰でも写真を撮ります。あっと思った瞬間や記憶に留めたい一瞬。撮影するのって日常です。

 

 こんな時代に、更に父からフィルムカメラをもらいました。小5の時から42年。お下がりです。休職の空き時間の趣味で撮影してみたら?という父の計らいです。

 そして、この趣味性の強い趣味をまた始めます。フィルムとバッテリーを探すところから、まぁアマゾンで。