がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 抗がん剤の副作用がある中で

 抗がん剤治療を受けると、副作用があります。どうやら副作用の出方は人それぞれ。100人患者がいると、100通りの出方をするようです。厳しく出るところが人それぞれで、私も体のあちこちに副作用が出ています。

 

 手足の痺れはよく言われるところですが、ゼロータという点滴以外の補助的な飲み薬で出る副作用と聞いています。私の場合、手足全体がウロコのように皮が全剥け、関節の折り目がパカっと割れて血が滲み出ます。

 

 その手を見て、あまりにその症状が進行しているとして、看護師が見かねて主治医に話し、点滴と飲み薬をスキップしたことがあります。治療を実施せず副作用箇所の回復が見られるまで薬を投与しないという判断です。

 

 初めてのがん治療の時は、治療を休止するというのは、治療しないのだから、がんの症状が進行してしまうではないか!身体が苦しいのを我慢するので、治療をしてほしい!と心の中で思ったものです。

 ただ、今は違います。日常生活があっての治療なのだと学びました。副作用でダウンして何もできななら、そもそもそれは治療ではないという考えです。

 

 痺れた足で外出して、転んで足を骨折して、寝たきりになれば、布団から手の届く範囲だけが自分の世界になります。がん治療が目指すものはそういう生活ではないと理解したのです。

 なので、今の私は、副作用がひどい時には自ら治療(投薬のための点滴や飲み薬の抗がん剤)をスキップすることをお願いします。日常生活を送れる身体でもって治療を受けるのだと分かるからです。

 

 命と日常生活に影響が少ないということであまり問題視されない副作用もあります。私の場合、すぐ鼻血が出ますが、その後すぐ止まるなら問題ないとか、涙腺が塞がって、涙が目に溜まり、常に涙目になっているのですが、日常生活ではうざったいだけ。

 目は失明の危険でもない限り、そのままその副作用を受け入れています。ただ、そうは言っても、外科の紹介で同病院内の眼科や耳鼻科に診てもらっています。

 

 副作用は様々、でも無理はしません。休職になるような倦怠感や集中力の低下、治療後の気持ちの悪さ、体力の総合的な低下などあります。それでも日常生活を笑って過ごせるように、注意しながら治療を進めようと思うのです。