がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 みかんの皮

 抗がん剤の副作用で、爪が割れ、指先が痛みます。抗がん剤の投与で、命にかかわらなくても、日常生活を送るのに支障をきたす副作用があるという話です。

 

 みかんを食べようと、皮を剥く時、指先が痛くて、家内にむいてもらいます。立てた爪が内側に向かって曲がるので、爪が立ちません。ただそのまま力を入れれば、痛いのです。爪が薄くしか生えて来ず、爪が内側に曲がり、そもそも痛い指先に力がかかるためです。

 この他にも、指先が痛いと、ボタンをかけずらい、箸やナイフ・フォークを持ちづらいなどが例に挙げられます。もちろん足も同様で。私の場合足の爪は数カ所なくなりました。

 

 爪が割れるのは、日常では結構面倒です。衣料でも、タオルでも寝具でも、引っ掛かるとそこから剥がれます。その瞬間痛いです。引っかかって「あぁ痛い」と思った時には爪の一部が剥がれています。

 トイレでズボンの上げ下ろしでも同様です。何か日常の動作で痛いというのはこれはこれで困りものです。ただ、このことで治療をストップもできないとも思うので、注意深く生活することになります。これがストレス。

 

 投薬前の診断で、手の皮、足の皮が剥け、皮膚が割れて数カ所血が滲み出た時がありました。こには流石にひどいとなり、症状を見た看護婦が助け舟を出してくれて、投薬スキップしたこともあります。

 診療前には症状を記入するアンケートがあり、生活について聞かれます。その項目にも「ボタンをかけずらかったか?」という項目がります。健常な方からすると「なんでボタンかけられないの?」と思うかもしれません。しかし本当に指先が痛くてボタンがかけられないのです。

 

 足の症状が悪い時には、スニーカーでミュールタイプ、踵のないスニーかーを購入しました。かかとがずる剥けで、血がにじみ痛むので、通常のかkとのあるシューズが履けなくなったからです。

 

 ゼロータという飲み薬の副作用です。症状について主治医と話しながら、薬をエスワンタイホウという薬に変更してもらいました。日常生活の支障を少しでも軽減するためです。

 

 今日も私はテーブルの上のみかんの皮とにらめっこしながら、買い物に行った家内の帰りを待つのです。