がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 副作用とともに生きる

 がん治療で抗がん剤を使えば、副作用があります。

 副作用は、千差万別。100人いれば、100通りの症状があると聞きます。言いたいのは苦しむだけが投薬治療ではないという話。

 

 そんな中、世間ではいかに苦労したかと場合によっては、がんではなく副作用で他界したというような話も聞いたりします。私も会社を休職する前に仲の良い取引先の担当者と病気の話になり、上記のような苦しい話が世間にあることをたくさん聞きました。

 

 ただ、千差万別の出方をするのが抗がん剤の副作用です。必ずしも生きる死ぬの話ばかりではありません。それでも世間ではあまり話題にならない抗がん治療でも日常生活を淡々と送るという話を書こうと思いました。

 

 休職するくらいですから、投薬後の、気持ち悪さ、日常の倦怠感、集中力の欠如など、様々な影響があります。それでも私は日常生活をつつがなく送るように心がけることができています。何も身に起きていない訳ではありませんが、暮らせます。寝込んでいて、布団から手の届く範囲だけが世界ではありません。

 

 前回、2回目の抗がん剤投与の際には、仕事は続けていました。抗がん剤の治療を受けながらの仕事です。しながらの「ながら仕事」と表現することもあるでしょう。その時は今の抗がん剤よりきつい薬を投与していました。症状としは腹膜播種の状態で、主治医からお腹の中はがん細胞で一杯と告げられていました。

 

 飲み薬との併用の今の治療の方が穏当と思うのですが、身体への影響は今の方が大きいです。前回は「2週間に1度の投薬」と「帰宅後に補助的に点滴投薬を2日間」続けます。今は「3週間に1度の点滴」と「補助的に飲み薬を2週間」飲みます。今回この飲み薬で言われる副作用がどんどん身体に出て、休職を選びました。

 

 休職して治療と聞くとどんな悲惨な状況かと想像しがちです。しかし治療のためと言いながら、休職後には休職後なりの世界があり、仕事人間だった私には、様々な気づきも多い生活です。