がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 長引く副作用

 がんん治療の抗がん剤副作用で、長引くものがあります。

 

 がんの微小化に伴い、しばらく休薬となりました。徐々に体力も体調も復活していきます。段々と元気になるのが自分でもよく分かります。その一方で、中々元に戻らない箇所もあります。色々ありますが、主に手足に出た副作用がそれに該当します。

 

 て足にしびれが出るのですが、これは回復しづらいです。足の爪も中々生えてきません。指の爪も同様で、厚みが薄くなり割れたままです。三半規管も昨日しづらく、体のふらつきも長引きます。頭髪もまばらで生えており、今後元に戻るか心配です。目の焦点を合わせる筋肉が弱くなり、ピントが合わないのもずっと続きます。

 

 1クール程度、休薬して体力を回復させ、再度投薬を実施することはあります。それは薬に耐えうる体力を回復するのが目的です。ただ、投薬を一旦休止して色々な副作用が元に戻るかと言えばそうはいきません。

 

 薬のせいで副作用と一概に言っても、治りづらい副作用があることは色々なところで学びました。今、自身の身体に起きている事柄からも自覚できます。回復にどのくらいの時間が掛かるのは千差万別。私にとっても、私のなりの時間が必要なのだと思います。

 

 比較的早く回復基調なのは口内炎と味覚異常。薬の休薬で、すぐに実感できました。口内炎はできづらくなりますし、味覚異常がもとで食べづらかった食材も、徐々に食べられるようになっていきます。

 このほか、落ちた筋肉も徐々に戻せると思えます。体調が安定するので体が動くようになり、それを自覚できます。

 

 がん治療の過程では、様々な事象を抱えながらの治療になります。今回の私の様に、休薬中に、再度体に残った微小のがんが動き出せば、また投薬への逆戻り。戻りたくないなぁというのが本音。根治できない状況での休薬では、仕方ありません。

 

 がんになり、治療をすることで、人生の延長戦を手に入れました。この延長戦の時間が穏当に過ごせることが私にとっては大事なこと。そうした時間、穏当な日々を求めたいものと思います。