がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 オキサリプラチン

 抗がん剤にオキサリプラチンという薬があります。この薬の点滴を受けた時の話です。

 

 オキサリプラチンの副作用には冷たい物に触れると、痛みになるというのがあります。私も同様の症状が出ました。点滴でオキサリプラチンを入れて、病院を出る時、ピューッと風がふくとその風の寒さで全身が痛くなります。

 帰宅後、トイレに行こうとドアノブに触ると、手には痛みが走ります。手洗いに関しても同様で、蛇口の水を温水にしていても、最初は冷たい水。その水で手が痛いです。

 

 その他にも点滴を入れた腕に痛みを生ずると言うものがあります。私も毎回、点滴後は、腕の痛みに悩まされました。兎に角痛い。ひどく痛いのです。

 しかも腕の血管が黒く浮き上がってきます。看護師さんは、「どうしても抗がん剤というのは劇薬なので、血管はやられ、もろくなります。オキサリプラチンは薬を通した腕の痛みもあり、更に同じ血管を使い続けると血管がいたむので、なるべく異なる血管から投薬するのです」と。

 

 「そんなものなのか、仕方ないんだな…」というのが私の感想。しかし痛みは数日続きます、とても酷いものでした。眠っていても自然と体動くと痛みが走り、目が覚めます。ゆっくり熟睡とはいきませn。

 

 今はその薬は使用していません。前回のオキサリプラチン利用時の副作用を主治医に伝え、大変苦労したと話したところ、別の薬を使い治療スタートすることになりました。

 もちろん今の薬で、耐性細胞ができ、がん進行となれなばオキサリプラチンも使用するのでしょう。それまでは私にとっては穏当な薬を優先して使用します。

 

 治療といえど、経験するとで新たな意見も持て、治療に反映できます。言われた通りにやえれば良いし、そもそもよく分からないし、主治医がそう言うのなら別にいいやとして、自身の身に起きたことも何も説明しないと苦労するばかりです。

 

 今の私は、日常を保ちながら治療する状態です。その日常が壊れたら本末転倒。治したい病気と向き合いながら、維持したいものを維持できるように話し合います。それが今のがん治療なのでしょうし、そう学びました。

 治療は個別対応。患者ごとに症状が異なります。その患者である私は、患者として自身の症状を伝える責任を持っていると思うのです。