がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 標準治療

 がん治療は標準治療。

 私は標準治療でがんと闘っています。実家の母ががんに効くという噂を聞いて霊芝を送ってきました。息子を心配する先の、行き着く先の事柄です。

 霊芝が身体に良いというのはきっとそうなのでしょう。ただがんに効くとういうのはどうなのでしょう。

 母は実家で周囲の人達から「がんにはあれが良い」「これが良い」とか色々と聞いたのだと思います。私が実家にいたかつての日常には無かった霊芝を急に送ってきたのはそういう噂話の結果と思います。

 民間療法。ただ、私は臨床の結果からの治療を優先しようと思う人間です。医学の様々な挑戦の結果、治療として有効とされ、ガイドラインまで整備され、その結果の治療にこそ有効性を感じています。

 漢方ががんに効かないというのではなく、数千、数万の投薬結果上、その効果を測ったという挑戦の記録が無いのが気になるのです。「信じるも信じないもあなた次第です…」という治療法では心許なく思いました。

 このことを母に説明するのには骨が折れました。なぜ標準治療が良いと思っているのかと、その治療法で何とかここまでやってきたと、その経緯の説明です。

 信用できる人が「よく効いてがんが治った人がいる」とか噂話を根拠に私の治療法が決まるのではないと何度も話します。実母の善意ですから言い方もかなり気をつけます。

 

 がん治療中には食事に気をつけます。体力を保ち、体の状態が良い人の方が抗がん剤の効果があるそうです。霊芝でお腹が一杯になったら、好きなものを食べられないし、副作用がある中での食事です。せめて好きなものでお腹一杯しにしたいです。霊芝の入る隙間がありません。

 副作用が色々あるのは体験炭です。年金で暮らす母が、高額な霊芝を息子のために都度都度購入するなら、それは「経済上の副作用」で、病身の、息子の方が母のそうした副作用を心配してしまいます。

 身体への副作用以外にも、世の中には副作用があります。がん治療要注意ですね。