がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 セカンドオピニオン

 がん治療でセカンドオピニオンを経験した時の話。

 

 最初の直腸がんと診断で、がんの切除手術を受けます。もちろん手術前に、遠隔転移の転移がんが肝臓に2箇所あることは説明を受けています。セカンドオピニオンはその直腸の手術後すぐのことで、受けるよう勧められます。

 

 肝臓のがん切除には開腹手術と腹腔鏡手術があり、、その病院では開腹でしか手術ができないとのことでした。別の病院で腹腔鏡手術についても聞くべしという指導。つまりはセカンドオピニオンです。その病院の次の診療までにセカンドオピニオンで聞いて、そのまま手術するか、転院して手術を受けるか決めて欲しいという内容でした。

 

 急に慌ただしくなります。胆管膵外科で通える病院を探し、セカンドオピニオンを受けなくてはいけません。私の希望は副急強手術。ただ、がんの位置が悪いという肝臓転移がんで対応してくれるかどうか。探した結果地区のがん拠点病院での予約が取れました。治療経過と紹介状を持ち、行きますし。その病院の外科部長が治療の経緯を見てくれます。「腹腔鏡手術できますよ」との回答。結果、その病院への転院を決めます。

 

 実は、セカンドオピニオンを受けるまでは、気持ちに逡巡がありました。がん手術まで面倒見てくれた病院に後ろ足で砂をかけるような気持ちがして、気が進まない行為と思っていたのです。

 何せ看護師含め色々とお世話になったのに、希望と少し違うから他へ行きますという行為が気に乗らなかったのです。元の病院では、「そういう気持ちは全く持たなくていい、希望に沿う対応ができるとことに行くには当然」という見解。

 病院慣れしていない私は「そんなものかぁ」と思う他ありません。結果は転院の決定。

 

 転院は正解でした。その後の再発、再再発は同じ病院で治療を進めました。ここまで何度も同病院に治療、化学療法、入院、手術、退院、栄養相談など色々とお世話になり、病院の社風ならぬ院風のようなものが私に合うと感じます。

 

 病にならないと分からなかったことです。セカンドオピニオンは大事だと今は思うようになりました。患者に沿う医療は。自らで見つけていくものなのだと思っています。