がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日曜日 保険で助かる

 がんの宣告時に気になるのはお金の話。保険があって助かったという話です。

 

 私が30代の時に保険を勧めてくれたのは、転職した先輩でした。その時は何の保険にも加入しておらず、人間として信頼できる先輩の勧めなら迷う事なく、入会しようと保険契約をしました。

 

 その後40歳で私が転職。諸事情の変更を申請します。すると、契約内容を新しくして、今の医療に合わせた契約にすべきと助言がありました。これは前述の先輩からも教えてもらったこと。どうしても医療の進歩があると、古い契約で適応外になるケースがある様です。

 最新の事情に合わせた契約がより有効性を発揮します。当時私は、同様の保証で契約を更新しました。もちろん保険料は上がります。50歳の契約更新時には、保険料のこともあり規模を小さくする予定でした。

 

 がんを発症したのは、48歳。実は保険の更新年齢が50歳。あと1年半後には更新。年齢が進むと保険料は上がります。歳を重ねれば、病気にもなりやすいですし、入院の要素は増えます。

 項目別の保険料を見て、どの内容にどれくらいの金額の保険料を掛けているのか分かります。金額の高いところこそが一番可能性として高い内容です。これもよく見た方が良いと前述の先輩の教えです。

 

 結果、がんに罹患で、数百万の保険がおりました。この初期の金額で治療費につてい心配がいらなくなります。入院についての保証と、がんにまつわる手術における手当などももちろんあります。(転移がんの切除、再発の直腸がんの切除、手術後の経過措置としての人工肛門の閉鎖手術、それぞれの入院費など、常に費用はかかります)

 

 生命保険はこの一社だけの加入でした。既得権として、この会社に今も頼っています。がんが再再発した身の上では新規の生命保険には入れません。ただ、この一社が命綱となり、私の経済的な副作用の心配を取り除いてくれました。

 

 健康だけが取り柄の私は、若い頃から長生きすると思い込んで生きていましたし、病気の「び」の字も気に来た事がありません。それでもその先輩の人柄・人格の信頼性で保険加入をしました。

 人生とは数十年の時を経て初めて強く意識する、「お陰様と感謝の念」でつながる時もあります。そうした人がそばにいたことを、奇跡に近い出来事だったなぁと思うのです。