がん治療 休職日記 毎日日曜日

がん治療で休職しました。休職後の生活の変化とがん治療、抗がん剤の副作用について書いています

がん治療 休職日記 毎日日曜日 座椅子に座る

 がん治療で、抗がん剤治療後の倦怠感は、辛いものがあります。

 

 抗がん剤を投与された直後はフラフラします。帰宅後もなんとなく気持ち悪いものです。身体も動かせたくなく、じっとしています。居間の座布団に座って兎に角じっとしています。そうれしかできないのではありません。まぁ言ってみれば、動きたくない。

 

 そんな姿を毎度見るからか、家内が座椅子を買ってくれました。同じ座るでも背もたれががる方が楽なのではという気遣いです。確かに背もたれがあると楽。私も座椅子にいる時間が長くなります。長くなったと言っても、座っているだけ。

 

 抗がん剤朝では、気分的に回復してきたと思っても、不規則に気持ち悪さと、倦怠感、疲労感にさいなまれます。座椅子はそういう私にとって書くべからざるものになりました。

 

 最初の座椅子は本当に簡易な座椅子。家内が緊急で買ってきてくれたので、とてもシンプルなもの。座椅子で過ごす時間には眠い時間もあります。その際に、背もたれでなく、座椅子ごと後ろに倒れて、そのままバランスとって昼寝をしていたこともあります。

 家内からは「曲芸でしょうか?」と言われました。それだけ定着しています。その後リクライニングの機能が壊れ、新品を購入。新品は前のものより少し大きいタイプ。どっしり座った感があります。

 

 この4年間、抗がん剤治療をしながら、がん切除手術も受け、その間家で過ごす時には、随分と座椅子にはお世話になりました。私の居場所となったのです。辛い時、布団で横になろうかと思うこともしばしばありました。それでも起きていたほうが、体力を使うことでもあるかと、背もたれにもたれていました。

 

 私にとっては、治療で苦しい時の過ごす場所となります。辛い治療でもどう過ごすか、それぞかと思いますが、なんとなくこれで抗がん剤治療時間を過ごせるなら、そんな日常もあろうかとも思うのです。

 

 子供の頃、実家の祖父母は座椅子を使っていました。私はまだまだあの時の祖父母の年齢には届きませんが、背もたれに助けられ座っている時間を過ごすのは一緒です。そんな昔を思い出しながら、今日も座椅子に座っています。